資産曲線をパターンとして見る [基礎知識]
資産曲線とは、トレードの結果、資金が時間とともにどのように増減するかを表したグラフです。英語では、エクイティ・カーブ(Equity Curve)と言います。
資産曲線は、売買ロジックを評価する時に必ず確認しておきたいものです。一目見て、その売買ロジックの性格が直感的にわかるからです。
まず、資産曲線が全体として右肩上がりになっていないものは論外です。
右肩上がりになっているものでも、そのカーブには特徴が見られるはずです。パターンとしては、
● 直線に近い形で右肩上がり
● 右肩上がりで急な部分と緩やかな部分を繰り返している
● 階段状に右肩上がり
● 直線的に右肩上がりだが、時々大きく凹んでいる
● 直線的に右肩上がりだが、時々大きく出っ張っている
といったようなものがあります。
基本的には、「直線に近い形で右肩上がり」が精神的に楽であり、理想的です。
「階段状に右肩上がり」は全体の期間のなかで利益が発生する時間が一瞬です。利益の発生しない期間に運用を継続できない可能性が高いので、避けるのが無難でしょう。
タグ:資産曲線