システムの安定度(その2) [基礎知識]

前回の記事で、


「短いタイムスケールでも高い勝率を維持できることが安定しているということ」


と述べました。コレを補足します。


リスクの高さは資金量でコントロールできます。例えば、30%の損失が発生するリスクがあるとします。30%というのはかなり高い値ですね。


しかし、投入資金を十分に少なくすれば、金額で考えた場合のリスクは小さく抑える事が可能です。


それに対して、安定性は資金を小さくしても変りません。例えば、月次ベースの勝率が80%のシステムがあったとします。そのシステムでは、投入資金を減らしても勝率が80%のままです。安定性が増すわけではないですよね。


複利運用にはシステムの安定性が重要になります。つまり、複利運用できるかどうかは、投入資金ではコントロールできないことになります。(というより、投入資金を減らすと複利のメリットがなくなってしまうのです。)


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