リスクの揃え方(その2) [基礎知識]
以前、ポートフォリオを構成する時の注意点として、価格変動率の全く異なる投資対象(株式銘柄や売買システム)に同じ資金を投入しても、あまりポートフォリオの意味が無いという話を書きました。
価格変動率の大きな投資対象の成績だけで、ほぼ全体の成績が決まってしまうからです。この場合、リスクを金額で表して、それがほぼ等しくなるように資金量を調整するのでしたよね。
同じようなことが、時系列についても言えます。
ある1つの投資対象は、常に同じような大きさの値動きをしているわけではないですね。ボラティリティは時間とともに変化します。
常に同じ大きさの資金を投入していると、ボラティリティの大きな相場局面の成績だけでトータルの成績がほぼ決まってしまうこともあります。
最も、ボラティリティの大きな相場局面とは、リーマンショックの時のような大暴落時です。上手く乗れれば良いけれど、逃げそこなうと一巻の終わりということも・・・
この事から、何を学びますか?