ポートフォリオとリスク管理 [基礎知識]

リスク管理というと、ポートフォリオのことが頭に浮かびます。ポートフォリオとは、1つの投資対象に集中投資するのではなく、いろいろな投資対象に分散投資することですね。

株式投資で複数銘柄に資金を分けて投資するのは、ポートフォリオの代表的な例です。また、最近多いFXや日経225の自動売買などで、複数の売買ロジックに資金を分散するのもポートフォリオです。

ポートフォリオを組んでいると、そのうちの1つでアクシデントがあっても、全体としては救われます。というか、救われることを期待してポートフォリオを組むわけですね。

例えば、株式投資でA・B・C・D・Eの5銘柄に投資していて、Aの会社が倒産してしまったとします。Aに全資金を投入していれば全滅ですが、5銘柄に分散していれば致命傷にはならないでしょう。

ところが、状況によってはポートフォリオの効果がない場合もあるのです。上記の例では、Aという個別銘柄の都合によるアクシデントだったから良かったのですが、全体相場が暴落したらほとんど全ての銘柄が下げてしまいますので、ほとんどポートフォリオの効果が無いのです。

それどころか、株式相場だけでなく為替相場も自分のポジションに不利な方向へ連動して動く、ということはよくあります。

つまり、ポートフォリオが有効な場合とそうでない場合があるのです。ポートフォリオを組んだから安心というわけではないんですね。




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